柔道整復師の国家試験では幅広い知識と臨床実施などの実技が必要
柔道整復師という国家資格の人気が最近になって急上昇しています。これは幅広い分野で活躍出来るということに繋がっているためだと思います。柔道整復師は一言で言うとスポーツに関するケガの補助的治療になります。中国より伝えられた殺法・活法表裏一体を源流としています。この日本柔術に西洋医学の知識が導入されて生まれたものなのです。
始まりは明治時代で柔道と共に発達してきた治療法とも言えます。これらを専門に行うのが柔道整復師で、毎年3月上旬に試験が行われており、合格率としては75%以上を誇っているのでそれほど難しいものでもないようです。 受験者は高校卒業後、文部科学省指定の養成校や厚生労働大臣の指定する養成施設で専門的な知識や技術を取得したものでなければなりません。 その後、国家試験を受けて合格すれば晴れて柔道整復師として活躍することが出来るのです。
その活躍の場は年々広がってきています。病院の整形外科や接骨院、高齢者医療施設、スポーツトレーナなどがあり、これらで経験を積んだ後に開業するという方も多くなっています。
柔道整復師は人の自然治癒能力を最大限に生かす
人の自然治癒能力を最大限に生かす治療法なので手術やギプスを用いないで骨折等の癒合を図るという方法になるのですがこれは医療行為ではありません。 あくまでも応急処置的な補助的作業になるので脱臼や骨折に施術する場合には医師の同意が必要であり、薬物投与などは禁止されています。
国家試験では幅広い知識と臨床実施などの実技が必要になるのでそれなりの勉強や練習を積まなければなりません。
柔道整復師といっても試験に柔道は出てこないので安心ですが専門学校の試験や授業には柔道を取り入れている場合もあるので心得は合った方が良いと思います。柔道整復師と言ってもそれほど難しく考える必要はなく、腕力が必要になる資格でもないので最近では女性の有資格者も増えてきているということです。
パソコンやストレスによる疲労で肩や腰を痛める女性も増えてきており、そういったことから昔よりも整骨院や接骨院の数も増えてきているのです。そのため就職に困ることもほとんどないと言える職種でもあります。これからは資格を持っていた方が断然有利になるのでこの機会に是非、取得に励んでみてはいかがでしょうか。
養成学校は全国各地にあるようなのでまずはどこにあるのかを調べて資料請求や問い合わせを行ってみて下さい。本屋などでも柔道整復師に関する著書がたくさん販売されているので興味のある方は一度目を通してみるとより知識が高まるかも知れませんね。